意地悪同期にさらわれました！

……違う。
今のコイツにとって、相手は誰でもいいんだぞ。

たまたま、俺が呼ばれただけの事だぞ。

コイツは第一、俺を誰よりも嫌いなんだぞ。



――――そっと、唇が重なる…。

ヤバい…。
勘違いするな、俺。



――――触れては離れ、また引き合うように重ねる。

だから、…止めろって。
ゴリ子となんて、あり得ないだろ？



――――絡み合う舌が……優しく撫で合う。

……何で…こんな事に…。
俺は…何をしてるんだ？