意地悪同期にさらわれました!

俺は野田の手をサッと繋ぐと、奴らのいる反対側に向きを変えて歩き出そうとした。

「え、でも」

「この年になってまで冷やかされる意味が分かんね。
小学生かよ。
あんなのは、無視に限る」


そう野田に告げて何歩か歩き出した瞬間、後ろから豊田部長の声が再び響いた。

「赤崎~、今から飲み会だぞぉ。
もちろん、参加するよな~。

あ、お前のプレゼン企画、今、俺の手元にあるけどー。
評価はまだ入れてないんだよな~」




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