はつこい。
・・・―――――――――――――――――放課後になった。
やっと憂鬱な一日が終わったぁ。
あの班はほんとないわ・・・。
・・・もう教室には誰もいない。
みんな、カラオケいこーとか何とか言いながらそそくさ帰っちゃったんだ。
・・・私も早く帰ろ。
「・・・なぁ、」
?!
わ、びっくりした・・・
『りゅー』・・・
「・・・あのさ、気にせんといてな、あいつらんことは。」
「え・・・」
『りゅー』はすこしわらってこういった。
「おれは明美ちゃんのこと、かわいーとおもうで。」
・・・え・・・?!
「あっ、いや、ちゃう、ちゃうねん、あほやなおれぇ。そーゆーんじゃなくて、おれは明美ちゃんのこと、ジミーとおもってへんで。っちゅーこと!」
「・・・・・・」
びっくり・・・
わざわざ・・・まっててくれたの・・・?
「・・・ありがと・・・。」
どうしよう、
私、きっと顔赤い。
「・・・えっ!?なんで泣いてんねん!おれなにかいっちゃった?!」
・・・だって、
すごい嬉しかったから・・・。