はつこい。

・・・―――――――――――――――――放課後になった。

やっと憂鬱な一日が終わったぁ。

あの班はほんとないわ・・・。


・・・もう教室には誰もいない。

みんな、カラオケいこーとか何とか言いながらそそくさ帰っちゃったんだ。

・・・私も早く帰ろ。


「・・・なぁ、」


?!

わ、びっくりした・・・

『りゅー』・・・



「・・・あのさ、気にせんといてな、あいつらんことは。」

「え・・・」


『りゅー』はすこしわらってこういった。

「おれは明美ちゃんのこと、かわいーとおもうで。」

・・・え・・・?!


「あっ、いや、ちゃう、ちゃうねん、あほやなおれぇ。そーゆーんじゃなくて、おれは明美ちゃんのこと、ジミーとおもってへんで。っちゅーこと!」


「・・・・・・」


びっくり・・・


わざわざ・・・まっててくれたの・・・?


「・・・ありがと・・・。」


どうしよう、


私、きっと顔赤い。


「・・・えっ!?なんで泣いてんねん!おれなにかいっちゃった?!」





・・・だって、






すごい嬉しかったから・・・。




< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop