王子様注意報【完】
「パパわたしこの家出たい!!」
私は今日で15歳。
だからあの計画をソファに座っているパパに実行してるわけだけど。
まったく成功する気がしません。
「いいよ」
はい?
今なんて言ったパパ?
本当ですか?嘘じゃなくて?
だってパパ気持ち悪いぐらいわたしのこと溺愛ですやん。
「いいの!?」
「いいよ!!そのかわり高校決めさせてもらったから!!」
やっぱり・・・
なんかあると思ったよー・・・
それにあまり動じないのは毎度のことだから。
パパに振り回されるのは慣れてる。
どうせ学校も決められるんだろうなーって。
「高校ってどこ?」
「ま、ついてきて♪」
外に出るパパにとりあえず着いていく。