王子様注意報【完】
「あぁ・・・優花じゃん」
「なんであいついるんだし・・・」
そう言って比呂はもっと小さくなった
「夕陽・・優花って?」
妃芽が聞いてきた
「鮫島優花 比呂のお隣さん兼幼なじみ
それと・・・」
俺は手招きして妃芽をこっちに呼び寄せる
妃芽に顔を近づけて耳打ちする
後ろの視線が痛いな・・・
「比呂の好きなっ・・・!!」
「そんなんじゃねーよ!!!」
背中に鈍い痛みが走る
比呂の奴・・・蹴りやがった・・・