隼 ASPHODEL-5編
その時がちゃりと佳伊が入ってきた。

それをみてなぃんは喜ぶ。

「いやぁ!!美男子!!」

佳伊の写真を撮り始める。

「ちょっと!」

怒る沙耶の目の前でポーズを撮り始める佳伊。

「佳伊様!」

今度は佳伊に怒る。
佳伊は慌てて普通に立つ。

「この人誰?」

佳伊の問いに沙耶が答える前になぃんが自己紹介をはじめる。

「僕なぃんていいます。写真家です!ここは美男美女が多いですね~」

2人は握手をし、にかっと笑う。

「君、どんな写真撮るの?」

との佳伊の問いにアルバムを取り出す。

「あ、見ます?」

そういって差し出されたアルバムの写真達は佳伊の目から見ても素晴らしく、感動さえ覚えるものだった。

「…凄いな」

「いやぁ、ありがとうございます~」

そこへ奈美がひょいと顔を出していう。

「いい写真だと思いませんか?」

「…奈美が連れてきたのか?」

「はい」

奈美の悪びれない態度に佳伊はため息をついていった。


「ま、いいだろう」

「佳伊様!」

沙耶は怒るが佳伊はそのまま続けた。

「ただし!我々の写真が君だけが楽しむこと!一切誰にも見せないでほしい」

なぃんはきょとんとしたがわかりましたぁ!と嬉しそうに答えた。
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