雪に恋して

私は諦めて携帯をバックに放り上げた。


あぁ、人が多すぎて気持ち悪くなる、、、。


でも、今帰ったら藍那がまたうるさいしなぁ。どうしよう?


「おいおい、なにぶつぶついってんの?」


隣にいた雪野が軽々しく話しかけてきた。


「・・・まだいたんだ。」


私が突き放すようにいうと雪野はやれやれと肩を下げ、


「俺の歓迎会ならもっと祝ってくれよ。」


イライラする。まじ限界。


「軽々しく話しかけないで。帰る・・。」


私がまじめに帰ろうとすると雪野はものすごく焦って私の右腕を掴んだ。
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