天神学園大新年会
戦闘をさせれば超一流の彼らも、今この場では年相応の少年少女。

天神学園という家族の中では、差し詰め弟や妹といった所か。

「じゃあちょっと待ってて下さいね。厨房に行って具材をもらって…」

スッと立ち上がろうとしたこはくの元に。

「こはく」

翡翠がやってきた。

「いつまで待たせる。そんな連中はいいから俺の酌をせんか」

(あー…)

こはく、呆れたように溜息。

ここにも『弟』がいた…。

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