天神学園大新年会
そんな彼らを見送りながら。

「生徒達に気を遣わせて、我儘を通してもらうなんて」

こはくは翡翠の腕をキュッと抓った。

「駄目な先生」

「む」

少し不満げな翡翠の顔。

「お前がいつまでも俺を放っておくからだ」

「だからって、生徒達の前で家と同じ振る舞いはよくないだろう?すーは仮にもここでは教師だよ?」

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