天神学園大新年会
「わ…わた…私っ…」
カップルクラッシャーと呼ばれる女子生徒が、いざ己の恋路となると脆く愛らしいものだった。
宴の指さえ振り払う事ができず、呼吸を荒げ、染めた頬のまま長い睫毛を伏せるゆり。
腹黒いとはいえ思春期の少女だ。
老獪な宴の策略の前には為す術もなかった。
「悪い事なんて、なぁんもありゃしない…ゆり、アンタは融様に身を委ねちまえばいいのさ…あとは融様が気持ちよぉぉくしてくれるよ…?…夢見心地のまま、アンタは身を任せるだけでいい…」
「あ…あぁあぁぁ…」
ウットリと。
焦点を失くした瞳で、喘ぐような声を上げるゆり。
(頂きだね…)
宴は密かにほくそ笑む。
カップルクラッシャーと呼ばれる女子生徒が、いざ己の恋路となると脆く愛らしいものだった。
宴の指さえ振り払う事ができず、呼吸を荒げ、染めた頬のまま長い睫毛を伏せるゆり。
腹黒いとはいえ思春期の少女だ。
老獪な宴の策略の前には為す術もなかった。
「悪い事なんて、なぁんもありゃしない…ゆり、アンタは融様に身を委ねちまえばいいのさ…あとは融様が気持ちよぉぉくしてくれるよ…?…夢見心地のまま、アンタは身を任せるだけでいい…」
「あ…あぁあぁぁ…」
ウットリと。
焦点を失くした瞳で、喘ぐような声を上げるゆり。
(頂きだね…)
宴は密かにほくそ笑む。