天神学園大新年会
すると。

「…………」

パタンと読んでいた本を閉じた真晝が、起伏の少ない表情のままショーナを見る。

「トマト鍋の締めは…ご飯を入れてリゾット…」

「あぁん?」

ショーナが真晝を睨む。

「何言ってんの真晝ちゃん、パスタの方が美味しいに決まってるじゃん」

「パスタなんて邪道…鍋物の後はご飯物と決まっている…」

「そういう決め付けはよくないわね真晝ちゃん、いい?鼻の大きな男はアレも大きいって迷信があるじゃない?ああいうのと一緒。食わず嫌いはよくないのよ?」

どういう例え話だ、ショーナ。

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