天神学園大新年会
こはくは徳利を片手にシナシナと歩き。

「はぁい、しまじろう先生…おひとつどぉぞ…」

虎次郎の隣に座り、しなだれかかってグラスに酒を注ぐ。

しかも熱燗。

カルピスの入ったしまじろうのグラスは、熱燗を注がれてピシッ!と罅割れる。

「おぉおぉぉおいおい奥方!これ耐熱ガラスじゃねぇから!割れるから!」

「あぁ?ホントだぁ、割れてるぅ!あはははははっ!」

なんか凄い楽しそう。

しまじろうの背中をパシパシ叩いて笑うこはく。

「はぁい、おひとつどぉぞ…」

なのに更に熱燗を注ぐこはく。

憐れグラスは完全に割れ。

「あぢゃぢゃぢゃ!」

熱せられた熱燗が、しまじろうの手に直接かけられた。

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