天神学園大新年会
慌ててお絞りで手を拭くしまじろう。

「あぁああ、大丈夫かいぃ?しまじろう先生ぇ…」

こはくは彼の手を取り、火傷した箇所にフーフーと吐息を吹きかける。

「痛いの痛いの、飛んでけぇ…♪」

「…………」

ゴクリと生唾を飲むしまじろう。

こりゃあたまらん。

思わず龍娘からこはくに乗り換えてしまいそうな色っぽさ。

まぁその場合、旦那の斬首刑が待っていますが。

「お、奥方…俺、俺っ…!」

色香に迷って禁断の告白か!

思わず抱き締めようとする彼を。

「あぁああぁああぁっ!」

こはくはヒラリとかわして歩いていってしまった。

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