天神学園大新年会
「そもそも私は生徒会長に身も心も捧げ尽くし、忠誠を誓ったメイドなのでございます。生きている間は、体も心も常に生徒会長と共にあります。死が二人を分かつまで、イリアのこの身は生徒会長唯一人のものなのでございます…なのに、嗚呼それなのに…」

ややイッた瞳でメイド道を語るイリア。

「重いね…」

「うん、イタイし…」

「そしてヤヴァイ…」

「病んだ匂いがする…」

「ヤン男やヤンブラコンと同じものを感じる…」

口々にヒソヒソと呟く面々。

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