天神学園大新年会
「あの時、週一で乗馬クラブに通って練習すると言ったのですが、生徒会の仕事や風紀委員の仕事が昨年は立て込みまして…なかなか思うように練習がはかどらなかったのです」

「そ、そうなのか…」

少しショボンとする筱萠。

王冠、フリルだらけの服、マントを身につけたアルフレド王子が、白馬にまたがって迎えに来てくれる様をリアルに想像していただけに、これはややショックだ。

というか本気で想像していた事の方がショックだが。

「そ、そこでですねっ」

あまりにあからさまにガッカリした筱萠に慌てたアルフレドは、代替案を出す。

流石副会長、準備万端だ。

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