天神学園大新年会
「筱萠さん、筱萠さん?」

「ハッ!」

アルフレドの呼びかけで現実に帰ってくる筱萠。

「ど、どうでしょうか…そういうプランは…」

オズオズと様子を窺うアルフレドに。

「いいっ!いいぞ王子!その提案非常にいいっ!」

グッ!と親指を立てる筱萠。

ただ白馬で迎えに来てもらえればいいと思っていたのに、まさかアルフレド王子と二人乗りしてもらえるとは。

何という棚ボタラッキーか。

(こ、これは春から縁起がよいかもの…)

密かに頬を染める筱萠。

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