Alien執筆言い訳日記(ブログ的な何か)
9月22日 ルーク・盤城・クロスフィールド様



イギリス人で天才で変態で狂気といえば、NHK(公式が病気)のファイ・ブレインが最近お好みです。こんな腐女子の生け贄を教育テレビがサンライズと一緒に提供してくれるって…いい時代だ。まんざらでもねーぜ。

1期2期見ましたが、その中でもひときわ輝く変態、それはルーク様。あのサイケなモッフモフの銀髪がステキです。たまにハマるキャラが出現するんですが、ルーク様、失速すること無く、たまに待受になってたりするのです。

んで、そのルーク様がただひたすら苦悩で悶えてるっていう妄想ネタでよく心地良い午後のひとときを過ごしているんですが、なんか書き始めちゃったのよね、これがさ。



『…僕の罪はいつ贖えるんだろうか。僕の本当の想いは、いつ伝わるんだろうか。僕がこの世に居て良いのかわからなくなる。この世にいる意味があるのかさえ。
シーツを握りしめ、枕を噛み締める。死にたい。死んでいいかな?
危ないな。今日は瘴気が濃い。窓を見ると月がオレンジ色をしている。
異様な光景だ。今夜の月は。
僕もあんな目をしていたんだね。カイト。
ブレない君が羨ましいよ。
ああ、逢いたい、逢いたい、逢って抱いて欲しい。
こんなこともうイヤだ。僕はまだ神の書から呪われてるのか?

「うううあああぁ!」

頭を両手で抱えながら叫び声をあげてベッドから転げ落ちた。床を素手で殴る。
破壊衝動が自分に向かわないように。硬い床は僕の殴打ごときではびくともしない。
その頑丈さがいつしか怒りを誘発する。
どんなに我慢しても解放など無い。そのことを思い知らされるような頑なな自分の運命に似て。
ならば、いっそこの自分を壊してしまえばいいだろう?
床よりも運命よりも、僕は壊れやすい。現に、こんなふうに壊れかけている。
届かない。届かないんだ…カイト。君に今すぐ愛されたいのに。
もう拳を握れない。床についた両手、その上に落ちる涙。
いつもは思い浮かべれば少しづつ満たされるのに、今日はいないことだけが浮き彫りにされるね。
なぜだろう? 今日はなぜ…』



たまに、壊れる高校生を書きたくなるのは、実際高校生の時壊れていたからかもな。愛する同性の先輩を追って高校に入り、相愛になって欲望のままに愛しあった。そんなエローい16歳の疾走するような狂気に満ちた日々だったのだ。多分かなり欝っぽかったんじゃないかな。ある時から、日記に死にたい死にたいってばかり書いてた。生きてる価値がないって。

青いな(笑)。

でも、なんとなくルーク様に共感するんです。ルークってチェスの駒で「城」とか「塔」のことなんだけど、自分で自分を幽閉してる感がたまんなくそそるよね。

塔は良い。ランボーの詩にもある。「最高の塔の歌」。そしてタロットの「塔」。破滅を象徴する大アルカナ。そしてブリューゲルの「バベルの塔」。そのイメージは複雑だが、私は嗜虐と被虐と絶望で血塗られた狂気の缶詰に思える。





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