Alien執筆言い訳日記(ブログ的な何か)
3月7日 僕は君が



『別れ方・その2』


君の幸せを祈ったよ
今日は聖なる日だから
本当は君が欲しかったんだ
しかしそれは強欲と呼ばれる
この世では七つの大罪としてね

強欲だ
貪欲なんだ
欲望を抑圧したらこうなるんだ
わかってるだろ
僕は修道僧のように禁欲的だから

答えをあげる
君と僕の未来を見ればいい

どんな景色だろう
静かで明るいカフェの
白い漆喰の壁にもたれて
向かいに座る君を言葉で責めて
君の知らないセイロンティーを
スイーツ付きでご馳走しよう
ホテルのベッドで好きなだけ弄んで
苛め抜いて犯そう
君はあの
エロい声で泣いてくれるかな
君だけ裸なんだ
僕の身体に触らせもしない
辱しめるだけ辱しめて
泣きながら悶える君を縛って
部屋に置き去りにする
それでさよならだ

でもその始まりは
君が僕に逢いにくる
いきなり…ね
淋しくてどうしようもなくて
逢いに来た…って
バカバカしい妄想だ!
だがそれが望みだ
君が逢いに来るんだ
僕には君を追う気などない!





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