Alien執筆言い訳日記(ブログ的な何か)
10月21日 罪悪感
少し頭を切り替えようと、半端になってた「公式が病気」のファイ・ブレインの2次を書いている。単にルーク様が罪悪感で身悶えしてるところが見たいだけなんですが。
それはそうと、私の書く主人公には必ず深ーい罪悪感があって、それがトリガーとなって様々な葛藤を引き起こす。2次だろうがオリジナルだろうがそれは変わりない。『失われた物語』の主人公だけは、罪悪感で言えばお兄ちゃんの方がひどかったですが。そりゃそうだ。『イナフ』のスピンオフなんだもん。先にお兄ちゃん主人公の物語ありきだもん。
ルーク様は公式のストーリーの中にすでにカイトを欲するばかりに誰も彼をも傷つけたというのがあるので、大変に書きやすい。しかもあの抑圧された表現の性格。もう葛藤のあまり気が狂いそうになるところが目に見えるようだ。というわけで、気が狂いそうになりながらカイトに犯されるルーク様を嬉々として書いているんだが。
考えてみたら青エクの雪男も罪悪感で押しつぶされてから物語が始まる。兄への罪悪感、父親への罪悪感、メフィストへの罪悪感、世間様への罪悪感…もちろん神への罪悪感。どんだけ俺はこれが好きなんだ。
つまり、自分でもわかっているが、これは単純に俺の罪悪感の深さを表しているだけに過ぎない。存在するだけで他人に迷惑がかかるとずっと思ってきたし、実際そうだった。今でもそうなんだろう。まぁ、それは生きている人間はすべてそうなんだといえば、それは当たり前のことだろうが、だからといって自分の存在がそのことでパースペクティヴを変えられるかといえば、そうはならない。それが罪悪感の破壊的なところだ。
それを言うと、更新中の小説の裕も、自分が死神なのではないかという、形のハッキリとしない罪悪感にやんわり苛まれている。これから裕がそれをどうしていくのかは、裕自身に語ってもらわねばならぬところだ。
まぁそうやって俺も語っていかねばなるまいよ。
今回の『トゥーランドット』少しだけチラ見せすると、
…途端に全身を虫のようなものが這いずりまわる感覚が生じた。抜けだそうとしたものを仕置きする拷問のように。全身を血がにじむほど掻きむしるそのうち、その虫のようなものが、一斉に僕の頭を目指して動き始めた。それは一気に脳の中に到達し、回虫のような細長いモノが僕の頭蓋骨にみっちり詰まって蠢きビチビチと音を立てていた。
「うわあああああっっ!! やめてぇぇぇぇっ!! やめっ……ぐああああああああぁぁぁっ!!!」
発狂しそうだった。いや、この時僕は発狂しかけていた…
ルーク様…なんてなんて美味しいの? なぜあなたはこんなに狂わせ甲斐があるの? あのモッフモフの髪に両手を突っ込んで掻きむしるのを早く見たいんです。
自分の罪悪感は許さないくせに、他人の物は快楽のネタにする。ただの逃避かよおい!