Alien執筆言い訳日記(ブログ的な何か)
2月3日 オリオンとサソリ
オリオンは海神ポセイドンの息子で、優れた猟師だったが、「この世に自分が倒せない獲物はいない」と自慢したため、見かねた女神ヘラは、オリオンをこらしめるために、彼の足元に大きなサソリを放った。さしものオリオンもその毒には勝てずに死んだ。
この場合、オリオンが(全然似てないけど)裕で、サソリがしつこい幸村さんに当たる。裕が驕ったとまでは言わないけど、この世界の中で生きていくなら、ここを通らないで行ける道はあるのかなってちょっと思ったりする。全部そのまま投げ出すってことをね…
あれはある意味死に似てる。社会的な死。それがエロスを受け入れるってことだ。自分の淫猥さと狂気。肉体の死も社会的な死も戦慄するほど怖いものだ。世間的な範疇の良識の中にそれはない。そこをはみ出て落ちていくものを最後まで見届けたい。
ただ単に私が冬のオリオン座が好きだってだけですね。すみません。
原マスミの『オリオン』が聴きたくなる。そんな冬の夜さ。