Alien執筆言い訳日記(ブログ的な何か)
3月31日 冬アニ終了のお知らせ



【注意!! 今期冬アニメ最終回のネタバレあり。見てない人は読まないでね】



 楽しかった今期冬アニメも終わりです。私的には弱ペダフィニッシュでしたのでもう満足です。折角なんで春アニメ始まる前に、見てたアニメ全作品の鬼畜な感想など吐いてみませう。いいたいこと言ってるんで、お好きな作品は読まないほうが精神衛生上よろしいかと。

▼寄生獣:コミックが流行ってた頃にリアルタイムで読んでたが、今回アニメ見て、ひとっつもエピソードを思い出せなかったダメな記憶力でした。面白かったことだけ覚えてる。その当時の親友が「面白いからお前とこのストーリーを共有したい。さあ読め! 問答無用だ! 私が全巻貸す」という押し付けをされてしぶしぶ読み、ハマった。この友人は大変仲良かったが、今はなぜか付き合いがない。地球で人間として生きていくことのあり方を模索した物語だと認識している。東京喰種とのテーマの共通感でもある。新一、眼鏡はキャラの象徴だから、最後まで掛けてたほうが良かったな。とミギーの声で言いたい。原作の雰囲気を活かしたよく出来たアニメだった。

▼牙狼:アルフォンソが好きでした。レオンの屈折したとこも好きでした。不幸な主人公好きにはたまらん痛くて実りのある人生であった。それ以上に雨宮慶太がこんな風にアニメ化されたことが最大の謎でした。実写も見てるが、まさかこんな中世テイストでこれが来るとはね。物語もキャラもさすがによく出来てた。2期のOPにハマって、よくこれ聴きながら踊ってます。

▼アルドノア・ゼロ:クソだった。クソだったがスレイン可愛さと可哀想さに全部見てしまった。スレインの拷問回が好きでした。最終回までブレることなくスレインの可哀想さが光った。火星側のキャラの方が好きだったなぁ。最後まで界塚伊奈帆に思い入れることなく終わった。こんないたれりつくせりの主人公補正を受け入れづらいドラマは久々だった。デューカリオンとアウローラのイメージがおんなじなので、どっちがアルドノアドライブで動いてたか間違えること数回(あは)。ハークライトさんだけが希望の光(微)だった。

▼クロスアンジュ:今期のギャグものとして最高の出来。冴えカノの方が切ない作りをしていたと思えるくらいの天然ギャグ度。ストーリーの意外性も予告編も最高だった。絶対に先が読めない作りってすごい。サイコロ転がして構成したんじゃないのかと疑うほどの捻転振り。それほど意外性に打ちのめされたアニメだった。ヴァルヴレイヴがこれくらい頑張れてたらもっと名作って言われたのに。半端であからさまなエロさは最近のサンライズの特性なのか? 大好きだったよこのアニメ。しかしアウローラはなんの動力で動いてるんだろう。

▼冴えない彼女の育て方:今期見た全作品の中で一番面白かったのがなんと意外にもこれだった。期待してた喰種√Aが心の中で砕け散っていくのを見ながらの、この作品の尻上がりのはっちゃけぶりに癒やされる。特にアルドノアゼロと比較して(比較するなよ)、主人公がラノベの鉄板ルール「全方位愛され」がヲタクの妄想のくせに決してイヤでなく、むしろ応援したくなるに至っては、ヤラれた感すらない。界塚伊奈帆がこんな愛されキャラだったらクソと言わずにもう少し思い入れ出来たのに(どんだけアルドノア嫌いなんだ)。これのお陰で、恵の真似をして興味ないことをそれなりにコメントするという馬鹿げた遊びが流行った。「うん、そうだね。そこまでひどいかなぁ」とか言うだけで旦那だけがウケてくれる。どうでもいい話だ。EDの沢井美空の『カラフル。』は今期の傑作だと思っている。キルラキルのEDも沢井美空。この人好きかも。

▼七つの大罪:いやぁ、中世ファンタジー魔法ものばかりで吐き気がしてるはずなのにそれぞれがよく出来てて、見てしまった(魔法学園モノはもう量産型糞オワコン化してるので魔法戦争で散々な目にあってからもう見ない。アブソリュート・デュオもほんとに見ないで良かったと思う)。俺の嫌いな鳥山明に作画がちょい似てるが、気にならずキャラもCPする気にもならないほど円満で良かった。ただ、ゴウセルは反則だった。眼鏡であのしゃべりで色欲の罪ってあなた…もううちの裕とカブってて美味しすぎるんですが! ゴウセルにやられた。あと、何か厳しいこと言われた時に「フルカウンター!」って叫びたくなる。監督の岡本天斎は原作モノはマジ得意だよね。青エクからの岡本ファンだが、オリジナルの謀略のズヴィズダーはダメダメだった。萌えたのはロボ子だけだった。

▼純潔のマリア:最初は見るの忘れるような平坦さで、キリスト教の扱いもなにやら納得できず、リアル中世の魔法ファンタジー系で珍しい作りで面白いが…うーん…なアニメだった。しかし神父のベルナール様が活躍するあたりで俄然宗教論として面白くなり、異端の解釈やら、神のいないキリスト教の創造やら、とにかくベルナール神父が面白すぎた。最後ミカエルの前で神を否定して塩になっちゃったのよね。その気持ちわかるわぁ。実存の虚無に陥ったベルナール神父の苦悩がまざまざと見えるようだ。気に入った役はいつもなぜか中の人が櫻井孝宏なんですが、それも勝因ですか。ジョセフがいい人で好きでしたが、ガルファとの関係も面白かった。時代考証が細々よく出来てたのも好感度高かったね。

▼東京喰種√A:原作が好きすぎて期待してたが心折れた1編。原作を読んでいないとここをこう変えてきたのかという面白みもわからないが、原作を読むと、ここ変えて何したかったの? というジレンマに陥る困った作りをしている。1期のスピード感はなく、原作でもこの部分は細かくて、どうやって「あんていく掃討作戦」まで持っていくか苦労するのはよくわかる。長い話にするしかないが、ここを2期で12話で行くと決めた時から悲劇が始まったんじゃないかと。カネキがアオギリにいる意味ないし。どっかでそれが出て来るのかなと思ってたらなにもかすらず最後の戦いになった。どういうことだ。だが、最後の、永近を抱えて歩いてるのには泣けた。このシーンだけは許す。

▼夜のヤッターマン:今期、最終回で一番泣いたのがこれ。世代的に参った。ズルいよ、タツノコ。この確信犯的ラストまでヤッターマン引っ張るの、こういうのまどマギ以来です。でも最初からとにかくなんかシュールな作りだったな。画面も背景もシュールだった。出て来るゲスト的な奴らも(立ちション相撲取りとか、ドM浦島太郎とか、ラベンダーのマタギとか、猿の運転するスポーツカーとか…etc)とにかく星の王子さまのゲストのようにシュールだった。どこに行っても延々に続く枯れ木の背景は忘れられない。軽く「つげ義春」めいてた。アルの親父も反則だった。ワンちゃんにも泣けた。泣かされっぱなしだった気さえするぜ。

▼艦これ:提督レベル81の旦那と去年からゲームをやりこんでたせいでほぼ全艦に思い入れがすでに出来てるという恐ろしい下ごしらえ状態。アンチもいたが、我が家は支援だった。ストーリーとしてはまあまあな出来。艦これやってなかったら「これ、どう見るの?」かもな。でも他愛ないシーンでも泣けたなぁ…OP聴くだけで泣いてたもんなぁ。なぜかって、この軍艦、ほとんど太平洋戦争で沈んでるんだよね。なんか供養してる気分だった。爺さんやおじさん達も戦役に出た負け戦の軍艦達の物語ってだけでもう泣けてくる。なんか戦時中に亡くなった人たちが浮かばれるとイイなぁとか思っちゃうんです。そして放映中に戦艦武蔵が発見されたのが鳥肌モノでした。私のイチオシ日向様が出なかった。2期に期待しよう。日向最上が見たいんだ!

▼弱虫ペダル:面白いのは当然だが、監督の演出がちょっとワンパターンになってたのが気になった。それでも面白かったのは原作の威力やね。今坂が公式で夫婦なので、2次書くこともない。安心の今坂。今泉くんの折れる姿と「小野田…」とか「坂道…」と名前を呼ぶのがたまらんでした。鳴子くんの神回もめっちゃ良かったが、集団から真波くんと小野田ちゃんを引いて広島抜いていくシーンで旦那と二人で「荒北かっけー!!」と叫んだのは良き思い出。でも一番のシーンは「坂道! 頑張りなさい!」バン!「はいっ!」の小野田母のシーンだった。泣けたわあれは。でも最後は巻ちゃんエンドだったよね。

▼ログ・ホライズン:この物語愛してます。いきなり告白タイムですかそうですか。もうね、橙乃ままれの傑作。まおゆうより絶対ログホラ。ストーリー的に群を抜いてる。感情とか出来事とかの書き込みがほんとに好み。細部を活かす天才なんじゃないかと。あと、演説を書かせたら天下一品です。CP出来ないほど隙がない作りです。丁寧な書き込みと大胆な状況転換。原作にアニメが追いついて飛び越しちゃったので、この先いつ3期来るか不明。絶対再開してくれ頼む。1年待ってもいい。監督がさり気なく物凄い手練な演出で、丁寧さとスピードを両立させてる。ハイキューの監督と並ぶ上手さ。監督の手並みがほんとアニメは問われるよね。

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 まだ続いてる「ワートリ」とか「暗殺教室」とかは終わってからですね。それよりも新作の春アニが大量に待っているらしくて今から戦慄してるんですけどね。










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