王子様は生意気ルーキー!?
もう、限界だった。

私は止まらない涙をぬぐうことも忘れ、ただ泣いていた。

斗亜くんの声が聞こえなくなった頃、少し落ち着いた私は静かに立ち上がった。

そしてもう二度と振り返らず、ゆっくりと歩き出した。
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