王子様は生意気ルーキー!?
決心を固め、ゆっくりと音のするほうへ視線を移す。

「...嘘でしょっ!」

見てしまった。

一瞬だけど、うっすらと人の影が見えた。

私に気づいたのか、隣の部屋のほうへ逃げていく。

イヤッ...怖い...

ゴンゴンッ

ビクッ

今度はさっきより強く窓が叩かれる。
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