波 風 空  想い出 Diary
波打ち際から 腰くらいの深さまで歩き

ボードに飛び乗り パドリングを始めた

ビリーのパドリング

”速ぇっ”  あっというまに 置き去りにされた


ブレイクする波に つかまるコトもなく

ピークの ローカルサーファーの集団に近づいた

必死で パドルして追いかけたが

いくつか 波につかまり ダックダイブで潜り 

スルーしてる間に かなり 距離を置かれた


ピークのラインナップに加わった ビリーは

ボードにまたがり ローカルたちに手を挙げ 話かけている

パドリングしながら 

”外人はいいよな 受け入れられる”とか 思っていると

セットの波が 沖に見えた

ボードに座っていたヤツらが 一斉にパドリングで沖に向かう


テイクオフの位置取り争いが 始まる

当然 一番奥からテイクオフしたヤツに優先権がある

それが ルールだが ローカルとビジターでは

関係ない ローカルのヤリ放題が普通 だ


ビリーは 誰よりも速いパドルで沖に向かうと 大きく曲がりこみ

一番奥の位置で 波を背にした


伸び上がり 崩れ落ちる波のスロープで

軽く 何回かパドルして波のスピードに合わせ

ビリーが 誰よりも早く テイクオフした



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