波 風 空  想い出 Diary
七月の ある日

専門学校の授業をサボって

理由もなく街を ブラブラしていた

高校ほど 規則に縛られるコトもなく

授業も少なく 気楽な身だったが

就職したり 大学へ進学した同級生と比較すると

中途半端な 気持ちは拭い去るコトは出来ない

そんな思いを さらに増やしたくもないのだけど

パチンコ 本屋で立ち読み 映画館で昼寝

さらに 中途半端になっていった

仲間が 街を離れていった孤独感もあったかもしれない


もう 梅雨が明けるのだろう

蒸し暑く 太陽が眩しすぎた

どこか 涼しいトコロにはいりたい

どこがいいかな パチンコやるほど金もないし

裏通りを歩いて

中央劇場の看板が 見えてきた
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