波 風 空  想い出 Diary
中途半端な 時間だな

と 思いつつ 行くあてもなく 車のハンドルを握った


駅の東側の ガードをくぐり 少し走ると

広いパーキングの奥に 店が並んでいる

観光客向けの土産物店 和食 洋食のレストラン

ステーキハウス バーガーショップ


平日の昼前の パーキングは閑散としている 車も数台だけだ

スケートボードで遊んでるヤツが 何人かいる

いつも ココで遊んでる ヤンキーたちだ


街の一角に 米軍のキャンプがあるから 珍しくはない


パーキングに車を入れ バーガーショップに ゆっくり向かった

魚肉ソーセージサンド 食べたけれど フィッシュバーガーも いいな


ひとり スケボーのヤンキーが こちらに向かって 

ルーフのサーフボードを指差し 親指を立てて ニカッと笑いかけた

なんか 一瞬 同じ波長を感じたような気がして

窓をあけ  「 ハイ ガイ 」

適当なイングリッシュで  「 ユー アメリカン? 」

「 ステイ アメリカン アーミィズ キャンプ? 」

「 イエー 」 首をかしげながら ヤツは答えた


「 フエア イン ザ ステイツ? 」

「 カリフォールニァ 」


カリフォルニアから 来たんだ 

 
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