レンアイゲーム
「……んっ……ふぁっ、んんっ……」
飯島の漏らす甘い吐息が、無駄な抵抗が、
俺の気持ちを高ぶらせる。
「……んぁっ……やめ、んっ………」
ギュッと閉じている口を無理矢理開けて、舌を絡めた。
「ふっ……んん~っ……っはぁ!」
飯島が苦しそうにしていたから、唇を離す。
銀色の糸が、俺達の口をつないだ。
「あ……あんたっ、やっぱ最低!」
わなわなと拳をふるわせる飯島。
「だから、ごめんって言ったじゃん」
そう、俺は事前に謝ったんだから。
「そんなん通用しない!ああもう、今日は厄日だ!さっきメガネ君にもされて……」
「あんなのはもう忘れろ!」
大きな声が出た。
自分でもびっくりなほど。