レンアイゲーム
「お前、気に入った」
俺のその言葉に、意味が分からない、というような顔をする飯島に、キスをする。
飯島はギュッと目を閉じて、甘い吐息を漏らしながらも抵抗してくる。
そんな抵抗したって、逃れらんねーよ。
てか、逆にそそるわ。
飯島の口内で、逃げる舌に俺の舌を絡める。
熱い。
とろけるような温度。
唇を離すと、銀色の輝きが俺らの口を繋いでいた。
「初めてだったのに」と、飯島が泣いた。
……まじかよ。
初めてかよ。
泣くのかよ。
さっきまで強気だったくせに。
まあ、そーゆーのもそそるんだけど。
「俺に初めて盗られたこと、そんなに嫌だったんなら、俺のこと好きになればいいじゃん」
その言葉に、飯島はすげぇアホ面になった。
けどこれ、何気に正論じゃね?