レンアイゲーム


プルルルルッ
プルルルルッ


リビングに電話が鳴り響く。

「七瀬~、お願い、出て~」

「はーい」


プルルルルッ

プルル………ガチャッ。

「もしもし、飯島です」

電話に出たあたしに、次の瞬間。

「――今、帰ってきたね。お帰り。―――ガチャンッ」

有り得ない言葉が、電話の向こうから聞こえた。


若い男の声。



――何、今の。

聞き間違いじゃ…ないでしょ?




安心していたのに、一気に恐怖があたしの身体を駆け巡る。




何なの、今の……。






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