レンアイゲーム
あいつと一緒の帰り道◆from 刹那
第一回、体育祭実行委員会。
俺と飯島は、しょっぱなからいいように扱われていた。
雑用なんて、やりたくねぇのに。
くじ引きだったし、しょうがねぇけど。
「森君、飯島さん!これ、用具室に運んでー!」
先輩から、どでかい段ボール箱を押し付けられた。
飯島は、長方形の板。
看板にでも使うのか?
「任せてくださ~い!飯島、行こ」
振り返ってそう言うと、
「別に一緒に行かなくたっていいじゃんか」
飯島はスタスタとさきに歩いていく。
ったく、相変わらずかわいくねぇやつ。