レンアイゲーム
こいつ…うけるわ。
これで遊ぶのも悪くねぇな。
「だから、ブスなってるって。顔大丈夫か?」
「だーっ、いい加減にしてよね!ほんと最低あんた!」
飯島は憤慨して、用具室を出ていった。
ああ、まあまあ元のあいつに戻ったかも。
とりあえず一安心。
……てか、何で俺、あいつの心配してんだろ。
あんなん別に、ターゲットでしか無いんだけど。
俺、やっさしーな。
「あっ、刹那ぁ」
飯島より一足遅く用具室を出ると、廊下で甘ったるい声に捕まった。
振り返ると、
「あ、……美夜子ちゃん」
彼女1号が立っていた。
一瞬名前思い出せなかった。
ちゃんと覚えとかねーと、彼女が何人もいる事、バレちまう。
あぶね、忘れないようにしねーと。