レンアイゲーム
な、な、何なの!?
突然のことに、思考回路は停止中。
「……ちゃんと来てくれたんだね、先輩……」
その声に、ハッと振り向く。
そこには、銀縁メガネをかけた、ひょろっと背の高い男子生徒。
「え……と?どちら様で………」
そう言いかけて、あたしは口をつぐんだ。
目の前にいる男子のスクバについているキーホルダーに、目がとまったから。
ハートが半分に割れたキーホルダー。
あたしがもらった物と、同じ物。