レンアイゲーム


驚くあたし。

「七瀬っ……」

「!」

突然あたしの肩と腰に手が伸びる。

「ちょっ、離し……ンッ」
あたしの唇に、気持ち悪い感触。

銀縁メガネ君の唇が、強く強くあたしの唇に押し付けられる。



………何が起きている?




「ふっ……やっ、んぅ……ンンッ……」


必死に銀縁メガネ君を引き離そうとするけど、あたしを抑え込む力が強くて、びくともしない。


「……ンやっ……」


嫌だ嫌だ!


てか、長いから!


息がっ……。


「離し……っ……」


だめだ、びくともしないよこいつ。


ああ、あたしはこいつとずっとキスし続けるのか……?


そんなの嫌だ。


好きな人とだけしたいのに。


……相手いないけどさ。



こんなのは、嫌だ。


あたしの目から涙が溢れる。






その時だった。







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