3人の王子様
男嫌い!!

王子様!?


母「さぁー!!速く起きなさい!」
大きな声を出して大好きなフカフカのお布団を取る。
「うるさぁーい!」
母「なによ!起こしてあげてんのに!?」
「わーかったよ!!」
渋々、瞼を開け体を起こす。
こんにちは!私は橘 梨華(たちばな りか)★
って誰に言ってんだか・・・
母「ほら!今日から夢の寮生活でしょ?」
そう、今日から寮生活。
お父様のせいで転校しちゃって全く知らないお嬢様学校に行くことになっちゃって・・・
最悪!!
あっ!一応これでも私はお嬢様!
橘グループって言えば誰でも知ってる位の・・・
じゃあ、なんでお母さんが起こしにきてるかは私は本当に寝相が悪くって家政婦の人が起こしにきても全く起きないんだよね・・・
家政婦の人も私に遠慮して優しいからね・・・。
母「速く着替えないと遅刻するよー!!」
「はーい。」
新しい可愛い制服に袖を通す。
スカートが短い・・・
ま、可愛いからいっか。
「ご飯。」
その一言で一斉にご飯が用意されている。
「いただきます」
は、速くしなきゃ。
今は清楚に!なんて言ってる場合じゃない!
私がご飯を食べている間に髪の毛を手入れし、食べ終わったあとに軽くメイクをする。
完璧!!
「車。」
「用意されております」
「さすが!」
そう言うのは私の幼い頃から橘家に勤めていた黒田。
「いってきまーす!!」
そういって靴を履いてドアの前に立つ、そして黒田がドアを開ける。
こうして新しい一日が始まる。

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