人生運命<人生Game>


そして、放課後になりクロノス達と別れ、呼ばれた保健室に行った


『失礼しますー…』

『お、ちゃんと来たな。ま、座れ』

と、先生は自分の目の前のベッドに手を伸ばす

『はい…』

そして、先生の前に座った

『何ヶ月ぶりかな…、来てくれて嬉しいよ。虐めとか、色々聞いたが…またされたら先生が助けてやるからな』

『あ、ありがとうございます…』

『確かにヤンチャな奴らばかりだが、虐めをするような奴ばかりじゃないからな、先生を信じてくれ。』

『…はい。』

『見た目は悪くないんだ、女子にも嫌われないだろ』


先生は僕の首を触れる

『っ…な、何ですか…?』

くすぐったくて、肩をくすめた

先生は指で首を撫でる

『…ふにっ』

くすぐったくて、ふにゃっと笑ってしまう

『緊張解けたか?』


『あ…ちょっとだけ…』

恥ずかしくて、俯きはにかんだ。

先生はじっと見つめ、僕の顔を両手で包む

『あの…他にお話はな』

顔を近づけられる

『先生…?…っ、や…』

顔の近づきが止まらず、焦って顔を逸らした

すると首に唇の感触を感じた


『先生!お話ないなら、帰りっ…ます』

先生の肩を後ろに押す

『話はあるよ。体に、だけど』

抵抗も空しく、先生の手が、僕の肩の手と平を合わせ指を絡ませた。

抵抗しようと手を大きく振るが、非力すぎて意味がなかった

そのままベッドに押し倒され―

長い口づけをされる。


小さく呻き声が漏れる

涙が溢れそうだった

こんなのされて…、怖かった。

僕は男なのに…どうして、こんな事されるんだ。

もう、抵抗も無意味で…逆らう気力もなくなった。

先生が僕の服に手をかける、…もう…、学校なんて…さいあ

『ちわー。包帯貰っていいすか?』

クロノスの声が響くように聞こえる

先生は焦って離れ

『じゃ、じゃあ…また、月曜日な。』

足早に保健室を後にした。

『……。』

クロノスは本当に包帯を探しているようだった…。
クロノスは、話しかけて…こなかった。
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