仲直りの味
そんな顔が見たいわけじゃないのに。



まぁ、そうさせたのは俺か・・・。



「はや・・て。」



小さい、今にも消え入りそうな声。



俺は何も言わず真白を見つめていた。



すると真白は、



「ご、ゴメン。この後先生に呼ばれてるから。」



そそくさとどこかへ行ってしまった。



なに、やってんだよ俺・・・・。



情けねぇ。



なんで、



「追いかけねぇんだよ・・・」



自分の弱さに嫌気がさした。



















< 5 / 9 >

この作品をシェア

pagetop