雲の上の景色
私はいつものように病院に通い仕事に行った。
仕事中
ブーブー。
病院からだった
「はい。」
「力玖斗くんの容態が急変しましたっ!いそいで来てください!」
私は夢中で走った。人生でだした事がないくらい走った。
私は白い服を着た人とピンクの服を着た人の間をすり抜け、必死に力玖斗の手を握った。
力玖斗の手は冷たく、まるで何かにとりつかれたかのようだった。
「お・・かぁさん・・、お・・とうさ・・ん。ありがとう。」
ピーピーピー。
力玖斗はこの言葉を残して、まるで私を待っていてくれたかのように、
天国に旅立った。
これからが私の心配性の始まりだった。