雲の上の景色

「あのさ、あのイケメン君カノジョいんの?」

「へ?居ないと思うけど…」

よし!と言い残して真理亜は拓哉の方に歩いていった。

「あの~姫野真理亜です*失礼ですけどお名前は?」

おいおいおい俺と話す時と全然口調が違うぢゃんと俺は心の中で呟いた。

「あぁ池上拓哉です。健斗とは幼なじみで、えーっとあっサッカー命の男です!よろしくおねがいします^^」
「拓哉かぁ たっくんって呼んでいい?」


へぇ真理亜って1回話したりするとあのギャル口調になるんだ…。俺はまた1つ真理亜のことが知れたと思うと少し嬉しかった。

「たっくん?いい名前だね~!全然いーよ!」

「ありがと~たっくん!」


俺はなぜかこの光景を見てすこし胸が痛んだ。



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