雲の上の景色

「あっそうだ健斗これ!」
拓哉はなにか俺に差し出した。


拓哉が俺に渡したのは

ユニホームだった。

「え?」

「あ、ユニホーム変わったの!新しいのだよ」

「おぉう!カッケーぢゃん」

肌にこすったり、ライトにあてたりしておもいっきりユニホームを抱きしめた。


「まぁ俺これからサッカーだから行くわ!」

「え?もー部活終わったんじゃねぇの?」

「あー自主練だよ」


「いーなーサッカーできて!もう俺の右足はサッカーがやりたすぎてムズムズしてるよ。」

「はやく治すんだぞ?俺の足もお前のパスがうけたくてムズムズしてるよ。早く一緒にサッカーやろうぜ!
約束だぞ?


「おぉ!絶対治してみせんぞ!あぁ約束だ!」



だがこの約束がはたされる事はなかった。


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