雲の上の景色
恋の始まり
「この真理亜様にキスすんなんて100万年早いんじゃー!」
真理亜は元気を取りもどした。
「あっごめん…。やっぱさ、俺じゃ駄目かな…?」
もう、元気になった?って聞くよりも、俺はこの答えが一番聞きたかった。
「………。いいに決まってる-!まったっくんには敵わないけどw」
俺の目の前は拍手の喝采が溢れ出てるような気がした。
言葉にはならないくらいの嬉しさだ。
「なんだよそれw真理亜の事、一生守るから。」
「ぜってぇーじゃー!!!守んなかったらぶっ殺す。」
「恐っwそんなんだったら、俺が守ってもらう方だなw」
「はぁ?馬鹿じっ」
俺は真理亜の言葉を遮って、そっと抱きしめた。
「一生守ってやるから。付き合ってください。」
「何回言わせんの?健斗、大好きだしっ」
そして、優しく、唇を重ねた。
それは紛れもない恋人同士の口づけ――…。