真夜中・十二時的彼氏。~ミッドナイトナカレシ。~
心は、側にいたクラスメートの一人に話しかけた。
「どうかしたの?」
「…ウサギ、殺されてる。両前足も切り取られてるし、完全に変質者の仕業だぜ。」
「えっ!?」
心は驚き、クラスメートをかき分け、飼育小屋の前に立った。
「ヒィッ!」
そこで心の目に映った、余りにもむごたらしい光景…
-あの、愛くるしく、思わず抱きしめたくなる様な、マルミの面影はどこへやら、そこにあったのは、地獄を連想させるかの様な、血の池に浸る、子ウサギの惨死体…
手触りも良く、差し出されたのであれば、思わずほおずりしたくなる様なキュートな両前足は…無い。付け根から。
体中至る所に、何か尖った物で貫かれた形跡がある。血の池地獄は、その作られた穴の一つ一つから流れ出した血から生み出されたのか-
だが、この犯人の異常性は、このむごたらしい殺し方と言うよりは、別の点にあった。
「どうかしたの?」
「…ウサギ、殺されてる。両前足も切り取られてるし、完全に変質者の仕業だぜ。」
「えっ!?」
心は驚き、クラスメートをかき分け、飼育小屋の前に立った。
「ヒィッ!」
そこで心の目に映った、余りにもむごたらしい光景…
-あの、愛くるしく、思わず抱きしめたくなる様な、マルミの面影はどこへやら、そこにあったのは、地獄を連想させるかの様な、血の池に浸る、子ウサギの惨死体…
手触りも良く、差し出されたのであれば、思わずほおずりしたくなる様なキュートな両前足は…無い。付け根から。
体中至る所に、何か尖った物で貫かれた形跡がある。血の池地獄は、その作られた穴の一つ一つから流れ出した血から生み出されたのか-
だが、この犯人の異常性は、このむごたらしい殺し方と言うよりは、別の点にあった。