CHAIN
-◆-
朝、誰よりも早く目覚めた。
アッサの鼾がうるさくて、
二度寝が出来ない。
諦めて顔を洗い、島に降り立つと、
何となく浜をぶらぶら歩いた。
ふいに、何かが光った気がして
思わず振り返る。何だろう……
布靴を脱いで海に入ると、
光る物を探した。
顔に垂れてくる長い髪が
邪魔で仕方ない。
私は足で何かないか探してみた。
すると、あまりにもあっさりと
それを探り当てた。
足で掘り起こそうとすると、
指に指すような痛みが走った。
赤すぎる血が、
澄んだ海水を濁していく。
海水が傷口に沁みて、
私は痛みに呻いた。
怪我した右足を水につけないように、
左足と左手で身体を支え、
右手で身長にそれを掘り起こす。
白い砂に埋もれたそれは、
青い石が埋め込まれた、
綺麗な銀のナイフだった。
さらに辺りを手で探ってみると、
ナイフの鞘も出てきた。
私は服でそれらを拭くと、
腰に差した。
上手く上着に隠れて見えないのだ。
アッサの鼾がうるさくて、
二度寝が出来ない。
諦めて顔を洗い、島に降り立つと、
何となく浜をぶらぶら歩いた。
ふいに、何かが光った気がして
思わず振り返る。何だろう……
布靴を脱いで海に入ると、
光る物を探した。
顔に垂れてくる長い髪が
邪魔で仕方ない。
私は足で何かないか探してみた。
すると、あまりにもあっさりと
それを探り当てた。
足で掘り起こそうとすると、
指に指すような痛みが走った。
赤すぎる血が、
澄んだ海水を濁していく。
海水が傷口に沁みて、
私は痛みに呻いた。
怪我した右足を水につけないように、
左足と左手で身体を支え、
右手で身長にそれを掘り起こす。
白い砂に埋もれたそれは、
青い石が埋め込まれた、
綺麗な銀のナイフだった。
さらに辺りを手で探ってみると、
ナイフの鞘も出てきた。
私は服でそれらを拭くと、
腰に差した。
上手く上着に隠れて見えないのだ。