CHAIN
凛が身体を張ってくれたのだ……
早く裏門に着かないと。
楓は既にゼノと合流している。
後少しで……着いた!
「桜!大丈夫?ジリウスの兵達は?」
楓は私を抱きしめると聞いた。
「凛坊が相手してるが、まずいな。
俺が鍛えたとはいえ、数が多すぎる。」
ゼノの顔が曇る。
「そんな……」
それじゃあ、凛は、風は……
「楓!桜ちゃん!怪我はない?」
「風!」
息を切らして到着した風に、
楓が飛びつく。
「お疲れだな、怪我はねぇか?」
「お師匠のおかげで。」
風は少し笑うと、振り返った。
凛が敵を切りながら、
こちらに近づいて来る。
あと少し、もう少しだ。
私はゆっくりと瞼を閉じた。
――神様お願い、どうか凛を、
凛をお助け下さい。
早く裏門に着かないと。
楓は既にゼノと合流している。
後少しで……着いた!
「桜!大丈夫?ジリウスの兵達は?」
楓は私を抱きしめると聞いた。
「凛坊が相手してるが、まずいな。
俺が鍛えたとはいえ、数が多すぎる。」
ゼノの顔が曇る。
「そんな……」
それじゃあ、凛は、風は……
「楓!桜ちゃん!怪我はない?」
「風!」
息を切らして到着した風に、
楓が飛びつく。
「お疲れだな、怪我はねぇか?」
「お師匠のおかげで。」
風は少し笑うと、振り返った。
凛が敵を切りながら、
こちらに近づいて来る。
あと少し、もう少しだ。
私はゆっくりと瞼を閉じた。
――神様お願い、どうか凛を、
凛をお助け下さい。