年下のアイツと過ごす? クリスマス・イブの夜に・・・
「政文、ホテル代ケチったでしょ?
この部屋何にもないじゃない・・・」


「どうして・・・?」


「んんっ~? 何がぁ~?」


政文が蚊の泣くような声で問うと、
麗奈は軽き聞き流すような返事をした。



「どうして・・・
こんな・・・」


「はぁ!? 何!?
私とのキスが不満なわけ?」


「ちがっ・・・」


「まぁ、あのまま政文がキスしてきたら
黙って抱かれてあげようと思ったけど、
やっぱりダメねぇ~・・・
政文じゃ私を満足させるのは無理みたい。

やっぱ私と寝ようなんて、
100万年早いわ!!」


「・・・・・」


政文は麗奈をじっと見つめた。



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