年下のアイツと過ごす? クリスマス・イブの夜に・・・
「お、おはよう・・・」


「おはよって・・・
どうしたの?」


晴美は私の頬を両手で持ち、
顔を持ち上げた。



「麗奈・・・
泣いたの・・・?」



はい、泣いてました・・・


私は土曜、日曜と
何故か涙が止まらなくて
ずっと泣いていた・・・



「えっ、いや・・・
ちょっとね・・・」


「まさか・・・
阿部部長が・・・?」


晴美は心配そうな顔で
私の顔を覗き込む。



「ううん、違う!!
なんでもないんだ!!」


私はそう言って晴美の横を通り過ぎた。




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