すれ違い
ハッ



言ってしまってからこの言葉の重大さに気付く



「たっ拓人「そうかよ」



今度は拓人があたしを遮る



「え‥‥」



「雪葉の気持ちはよくわかった」



冷たく低く響く言葉



いつもとは違う拓人の声



怖い‥‥‥



「拓‥人‥‥?」



「俺、もう無理だわ」



そう言って来た道を戻り始める



あたしはその背中から拒絶を感じ、声が掛けられなかった‥‥‥
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