チュン吉日記

「いただきます！！」

一斉に、各教室から、元気な声が、聞こえたよ。

みんなで、机を囲んで、楽しそうに、話ながら、おいしそうに 食べてる…。
うらやましい……ｸﾞｯｽﾝ、ぼくも、食べたいよ〜。


「おっ、チュン吉。何泣いてるんだ？」


「校長先生。泣いてなんかないよ！」


「そうか〜？」


「そうだよ。
ただ、すねてるだけ!!」


「ハァッ！すねてる〜？」


「そうだよ。
みんな、おいしそうに、食べてるのに、ぼくは、ただ、見ているだけなんだよ!
食べれないんだよ！！」


「そうだな…。
食いしん坊の チュン吉には、つらいな！」


「校長先生は、食べるんでしょ！！」


「当たり前だろ！
各教室で、用意してくれてるから、順番に 食べに行くところさ！
全部 食べれるかな…？」

「ずるいなぁ…
せっかく、作ってくれたんだから、ちゃんと 全部食べてあげてよ！！」


「もちろんだよ！
みんなの 愛情た〜っぷりの料理だぞ。 残すわけないっうの！！

まぁ、チュン吉は、みんなの 笑顔で、満腹に なってな！！」


「もぅ、先生たら…。
みんな、待ってるよ！早く 行ってあげなよ！！」

「あぁ、そうするよ。
じゃあな。」


あ〜ぁ。ほんと 嬉しそうなんだから……。