チュン吉日記
いよいよ、明日は、マラソン大会…

なんだか、雲行きが怪しい…。
校長先生みっけ!!


「校長せんせ〜。何やってるの?
ボケッ〜と、空を見上げてなんかして…」


「おぅ、チュン吉。
明日の天気が、心配でなぁ…。予報じゃ、雨だと言うんじゃ…」


「そっかぁ〜。
運動会も、前日から雨だったし、もしかして、校長先生って、『雨男』だったりして……!!」


「おいおい、やなこと言うなよ!
責任感じるじゃないかっ!!」


「フフッ。そんなこと言うなんて、もしかして…?って、思ってたんでしょ?」


「チュン吉にしては、痛いとこ、ついてくるな…。」


「でも、きっと大丈夫だよ!
子供達が、『晴れ男・晴れ女』だからねっ!!
運動会だって、予報外れたんだから……」


「そうだな…。
なんか、チュン吉に 励まされるなんて、情けないなぁ……」


「そんなつもりじゃなかったんだけどなぁ…」


「わかってるよ。ありがとうな。
晴れるように 祈ってておくれ」


「もっちろん!!」


校長先生は、もう一度、空を見上げて、校舎の中に 消えて行った……




虚しく、夜遅くから、冷たい雨が、降り出した。
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