幸せ探そうぜっ!!



荒井君があたしの目を見てしっかり言った。


その視線に驚くのも忘れて、ドキドキした。



「欲しいものがあるのに、見てるだけじゃ手に入らないんだぞ」


人差し指をたてて、ウインクつきでそう言う荒井君はとてもかわいい。



「……荒井君は、手をのばすの?」


「もちろん」


そのふにゃりとした笑顔にまたあたしは癒される。



あたしは、荒井君が手を伸ばしてくれるような女の子になりたいです。








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