幸せ探そうぜっ!!



「なぁ、いつになったら“連”って呼んでくれんの?」


「うぇ?え、あーっ、えっと……」


どれだけたっても慣れない2人の帰り道。


いきなり聞かれたもんだからついつい昔のあたしに戻ってた。


「っぷ、動揺しすぎ。ゆっくりでいいから名前、呼んでほしーなー」


けっして荒井君はあたしを焦らせるようなことはしない。




彼はいつだってあたしに甘い。




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